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設計
プロジェクトが成功しない本当の原因は「技術不足」ではない
プロジェクトがうまくいかない理由として、「技術力が足りなかった」という言葉を耳にすることがあります。 でも実際には、技術以前の段階でつまずいているケースの方が多いのではないかと感じています。
勢いや期待感から始まるプロジェクトは少なくありません。 「とりあえずやってみよう」「良さそうだから導入してみよう」というスタート自体は、決して悪いことではないと思います。
ただ、その前に整理しておくべきことが言語化されていないと、途中で方向を見失いやすくなります。
進んでいるのに、進んでいない状態
プロジェクトが進んでいるように見える場面は多いです。
- ツールは導入されている
- 打ち合わせも重ねている
- タスクも動いている
それでも最終的に、「何をもって成功とするのか」が曖昧なまま進んでしまうことがあります。
進捗はあるのに、着地が見えない。 この状態では、どれだけ優秀なメンバーがいても、成果は安定しません。
問題は技術ではなく、設計にあることが多い
プロジェクトが成功しない原因は、技術そのものよりも、もっと手前にあることが多いと感じています。
たとえば、
- ゴールが文章になっていない
- 成果物が明確になっていない
- 完了条件が決まっていない
- 途中で目的が増えてしまう
こうした設計の曖昧さが、後半での混乱につながります。
技術は後から補強できます。 ですが、設計の不備は進行後に修正しようとすると、大きなコストになります。
実装の前に、まず整理する
プロジェクトは、タスクの集合ではありません。
「何を達成するのか」 「どこまでできれば終わりなのか」
この2つが言語化されていないまま進むと、どこかでズレが生まれます。
高度な技術やイカしたツールももちろん大事です。 ただ、その前に少し立ち止まって整理するだけで、成功確率は大きく変わると感じています。
実装の前に設計を。 その順番を守るだけで、プロジェクトの質は安定します。